ピョンチャンオリンピックで日本人選手の活躍に感動した。

カーリング女子の銅メダル。失敗したはずの一投が、むしろ相手へのプレッシャーとなり勝利を呼んだ。この競技の奥深さを知らしめる一戦でもあった。

原大智の銅メダル。堀島への注目が集まる中でのダークホースの殊勲。

高木菜那の金メダル。最後の一周でインを突いて先頭に躍り出る姿は競馬ファンにはたまらないレースぶりだった。エリザベス女王杯スノーフェアリーを連想させる。

小平の金メダル。長年のライバル・李相花に寄り添う姿は人間のあるべき姿を示していた。

高梨沙羅の銅メダル。4年前のソチで無念の4位に終わった彼女がメダルを掴んだ。飛び終わった後のガッツポーズ、伊藤有希が駆け寄って抱きしめる場面に感動した。

スポーツの素晴らしを改めて教えられるとともに、人間の豊かさを改めて学ぶのがオリンピックなのだと思う。もちろんドーピングやら何やらの問題はあるし、良い面だけを見つめられる舞台ではないが。

 

それから1ヶ月後の国会が凄まじい。

1年経ってもいまだ森友問題が議題に上がることも異常だが、その問題において役人が公文書を改ざんしているのだから驚愕である。

まあ、これまでも改ざんなんていくらでもしてただろうけど、それが明るみに出ちゃダメでしょ。明らかになっちゃったらちゃんと責任を取らないといけない。

でも、政治家は辞めない。全部、官僚に責任を押し付けた。

つくづく、嫌な世の中になった。

スポーツで清々しい世界を教えてもらったのに、母国を顧みればこの有り様。こんな国から国民栄誉賞とかもらっても嬉しくない。