映画の感想:とりあえず5本分

今年は割と良いペースで映画を観ているので、忘れないうちに感想を書いていこう。

嘘八百(武正晴):芝居のお上手な人たちが騙し合いをするお話。安心して観ていられる。誰かが大いに傷つくわけでもないし、結末もサラッとしてて映画らしい映画。でも、こういうお話は大画面で見る必要はない、と思っている人たちが多いんだろな。森川葵がとても良かった。

攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL(押井守):仕事の関係でDVD鑑賞。2009年1月24日に新文芸座で行われた押井守オールナイトで観た以来。この映画のように人間のようで人間でないものたちが世界中に溢れたら、オリンピックとかも成立しなくなるよなあ、と思う。

イノセンス(押井守):これまた仕事の関係。そしてオールナイト以来。ヒロインが前作でいなくなっているので、やや退屈。オールナイトの時はキムに会うくだりで寝落ちした記憶がある。

嘘を愛する女(中江和仁):変化球の純愛物語。優しいけど陰のある男を演じすぎてる感のある高橋一生と華はあるけど演技力が足りない長澤まさみのダブル主演。長澤まさみの演じる女の性格が悪すぎてちょっと感情移入できない。嘘を愛する純真さは良いが、人間性をもっと磨いた方が良い。吉田鋼太郎は相変わらず楽しそうに脇を固める。

ジオストーム(ディーン・デヴリン):己の肉体だけで世界(主にアメリカ)を救い続けるジェラルド・バトラーが今度は宇宙から地球を救う。無駄に不仲な兄弟設定や細かいことは気にしない世界観、圧倒的演技力を誇る脇役(アンディ・ガルシアエド・ハリス)の登場などなどベタな展開の目白押し。ディザスタームービーここに極まれり。