ナントの空

敗北。 朝から快晴であった。日本晴れと呼ぶに相応しい空だった。今になって思えば、それはアルゼンチンの勝利を予感させるスカイブルーだったのだろう。 悔しさと虚しさを胸に抱えたまま帰路に着く。再び空を見上げる。青い空に一筋の白い線。飛行機雲の跡…

ワールドカップ2022カタール大会・感想【決勝トーナメント】

ここからは決勝トーナメント。負けたら終わり。さらなるガチ試合が展開される。ワールドカップはこれほどまでに面白いのか! ●14日目12/40:00~オランダvsアメリカ(3-1)前半10分に右サイドから完璧な崩しでダンフリースからのグラウンダークロスをフリー…

ワールドカップ2022カタール大会・感想【グループリーグ】

サッカーは日本代表戦とワールドカップしか観ない❝にわか❞だけど、今回もリアルタイムで全部観たので、その感想を記録しておこう。 ●1日目11/211:00~カタールvsエクアドル(0-2)記念すべき開幕戦。前半早々にエクアドルのバレンシアが先制ゴールかと思いきや…

アバター ウェイ・オブ・ウォーター(ジェームズ・キャメロン監督)

13年前に公開した『アバター』(ジェームズ・キャメロン監督)の続編である。当然、前作の内容など覚えていない。観直す気もない。なので、Wikipediaであらすじをおさらいした。かなり分かりやすく書いてあったので、お薦めしたい。 今作は3時間12分と…

『ドライブ・マイ・カー』

やはり3時間は長い。主人公(西島秀俊)が奥さん(霧島れいか)を亡くしてからの喪失感と、浮気の訳、真実を知りたい思いと知りたくない自分との葛藤を抱えながら生きていく姿を描いていく。西島秀俊は一生懸命演じていたと思うが、2時間で収められませんかね.…

アーク

【ネタバレ】 不老不死が現実になるという近未来の話。 序盤、話の展開に全く興味が持てず、これから2時間眠らずに過ごせるだろうかと不安になったが、どうにか堪えた。 プラスティネーション。この映画でとても重要なワードなのだが、これを説明するくだり…

ゴジラvsコング

【ネタバレ】 想像以上にバカ映画だった。 ゴジラとキングコングが「古代からライバルだった」という前提のもとに海上と香港で戦いまくる。 香港はハチャメチャに壊された。今の香港はこれくらい粉々にしないとダメだという製作者のメッセージなのだろうか。…

ミッドナイトスワン(内田英治監督)

世間での評判が良い映画。 トランスジェンダーを演じた草彅剛は頑張っていたと思うが、私にはどうしても草彅剛にしか見えなかった。 なんだろうな。彼の声があまり好きじゃないからだろうな。そこが気に食わないと、なかなかそのお芝居には入っていけない。 …

ランボー ラスト・ブラッド(エイドリアン・グランバーグ監督)

※物語の核心に触れるので注意。ランボーシリーズの最終作(多分)。自らの尊厳と戦い続け、苦悩し続けた男がやっと心休まる安住の地で暮らしていたのに、かわいい‟姪っ子”が「メキシコにいるお父さんに会いたい」なんて言い出すから… 今まで巨大な組織と戦っ…

オルジャスの白い馬(竹葉リサ監督、エルラン・ヌルムハンベトフ監督)

【ネタバレあり】 日本とカザフスタンの合作映画。 タイトルから雄大な草原の優しげなお話かと思っていたが、全くそんなことはなかった。 白い馬、ほとんど出てこないし。 主演は森山未來とサマル・エスリャーモバとフライヤーには明記されているが、実際の…

FOR REAL -戻らない瞬間、残されるもの。-

横浜DeNAベイスターズの2019年シーズンを振り返るドキュメンタリー。ナレーターはベイファンのムロツヨシ。 2016年から始まったFOR REALシリーズ。その年のシーズンを振り返るドキュメンタリー上映だが、観るのは初めて。前シリーズに『ダグアウトの向こう』…

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け (J・J・エイブラムス)

40年に渡って映画界を盛り上げ続けたSF超大作シリーズが完結。 元々、ジョージ・ルーカスが作る気の無かったと言われるep7~9を作り、この5年間を楽しませてくれたディズニー、ありがとう。 出がらしのお茶っ葉にあらゆる科学技術を投入して成分を抽出し、そ…

不満。

ラグビーワールドカップを何試合か観に行っている。 日本戦も対ロシア、対アイルランド、対スコットランドと現地で観てきた。その躍進に驚き、そして感動している。去年の1月からチケットを手に入れるために頑張ってきた甲斐があった。 ベスト8進出を決め…

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(マイケル・ドハティ監督)

ネタバレあり シネシティ広場(旧コマ劇場前広場)を威嚇するゴジラ 前作から5年。ようやく続編が公開される。その前作はゴジラの単独出演作かと思いきや、見ず知らずのムートーなる昆虫っぽい怪獣と戦っていて肩透かしを食らった。あんなぽっと出のヤツに…

第86回・日本ダービー

ロジャーバローズの優勝で幕を閉じた日本ダービー。 買ったばかりのカメラでいい感じの写真が撮れたので画像で振り返るダービーDayLet's Go! 竹之下騎手(上段左から二人目)の紹介時には一番大きな声援! 国歌斉唱は木村カエラ。のびやかで綺麗な歌声でした♪…

アベンジャーズ:エンドゲーム(アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ監督)

この10年間、我々を心の底から楽しませてくれたアベンジャーズ軍団がここに完結。 喜びを、そして感動をありがとう。 かつての日本映画の大作といえば忠臣蔵だった。 そう。 アベンジャーズは忠臣蔵なのだ。 オールスター出演の超大作。各出演者に見せ場があ…

七つの会議(福澤克雄監督)

芸能界総出の顔芸祭り。狂言界から野村萬斎、歌舞伎界から片岡愛之助、演劇界から鹿賀丈史、音尾琢真、落語界から立川談春、春風亭昇太、映画、ドラマ界から北大路欣也、橋爪功、勝村政信、そして狭間で生きる香川照之、歌手からは及川光博、世良公則、岡田…

肉離れ日記④

3/29に予定していた2度目の「ゆらし」は、前日にお花見で27時まで痛飲してしまったため、回避。受傷以来、控えていたお酒が思った以上に進んでしまい、とても翌朝10時に通える状態ではなかった。クーラーボックスにアルコール9%のストロングゼロが多…

肉離れ日記③

三日目。 10:00。ゆらしlabに行く。果たして痛みは劇的に改善されるのか。 店内は開放的な整体屋さんという印象。 入店時に対応したお兄さんがそのまま施術してくれた。 まずは問診。いつどこでどこをどのように肉離れしたのかを訊かれる。 3日前に久々の草…

肉離れ日記②

二日目。 朝。症状に変化なし。まだ15時間しか経過していないので良くなるわけがない。だが、1週間後には運転できる足になっていなければならない。 普通の治療法では間に合わない。 なにか秘策は無いかと「ふくらはぎ 肉離れ 治療」で検索。 そこで一番手…

肉離れ日記①

後輩に誘われて参加した草野球で肉離れを発症。 彼に誘われた草野球では2度目の肉離れ。ユニフォームも着ていないチームメートの友人の故障。周りの人間がどう扱っていいのかわからない状況をまたしても作ってしまった。 先日、『最強の走り方』(著:秋元真…

映画の感想:FIGHTERS THE MOVIE ~Challenge with Dream~

北海道日本ハムファイターズが北海道にフランチャイズを移してから15年を迎えたということで作られたドキュメンタリー映画。 ただ単に北海道が本拠地になってから五度の優勝を成し遂げた栄光を語るだけの内容ではない。 なぜ北海道に移ったのか。どういうビ…

映画の感想:マスカレード・ホテル(鈴木雅之監督)

東野圭吾のヒット小説をキムタクと長澤まさみで映画化。製作会社の東宝としては大ヒットしてほしいところだが、今のところ公開2週連続で観客動員数トップと、その期待に応えている。 今作はガリレオシリーズや新参者シリーズにみられるやむにやまれず殺人に…

コンプリシティ/優しい共犯(近浦啓監督)

私が2017年の7月~9月下旬まで参加していた作品が、2018年11月17日に第19回東京フィルメックスで本邦初公開された。 それから一年以上を経た、2020年1月17日、ようやく新宿武蔵野館にて上映されることとなった。撮影から実に2年半。…

映画の感想

年に2度ほどある1日に一気に映画を観る日。それが11月14日だった。この日に観た映画の感想。 『止められるか、俺たちを』(白石和彌監督)若松孝二監督のイチバン熱かった時代(1969~71年)を切り取った作品。「世の中をぶっ壊す」手段に映画を用いた…

現場の片隅から―

ある俳優事務所の会長が自分のところの女優を使って映画を作りたいという。しかし、その女優一人の力では集客が見込めないので、某有名グループの青年を相手役に起用する。しかし、そのグループは多忙なのでスケジュールの制約が尋常ではなくなる。ここで、…

映画の感想:MEG ザ・モンスター(ジョン・タートルトーブ監督)

この秋、最も楽しみにしていた映画。期待にたがわぬ作品だった。 全世界の映画好きを虜にするキャラクター、サメ。『ジョーズ』を筆頭に、サメ映画は数多く作られた。だが、それらは主にB級作品として位置づけられることが多く、時にキワモノ扱いされること…

なにがなにやら

大砂嵐の無免許運転。 女子レスリングの栄監督によるパワハラ問題。 日本大学アメフト部のパワハラ問題。 ボクシング連盟会長による疑惑の判定。 男子バスケ選手の買春。 女子体操のパワハラ問題。 巨人の選手による全裸乱痴気騒ぎ、窃盗。 阪神のスコアラー…

スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018

7/29にオペラシティで行われた表題のコンサートへ行ってきた。 映画の上映に合わせてフルオーケストラの生演奏がかかるという企画だ。 この手のモノを観に行くのは2014年の『ゴジラ』、2016年の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』以来3度目。いず…

やあね

色々なルーツを持つ選手たちが融合して世界一をつかみ取ったワールドカップ。 その一方で、イスラエルではユダヤ人以外は国民にあらず、みたいな法案が通る。 日本の国会議員はLGBTに対して、驚くべき見識を持っていたりする。 AV男優と結婚したと発表しただ…