肉離れ日記①

後輩に誘われて参加した草野球で肉離れを発症。

彼に誘われた草野球では2度目の肉離れ。ユニフォームも着ていないチームメートの友人の故障。周りの人間がどう扱っていいのかわからない状況をまたしても作ってしまった。

先日、『最強の走り方』(著:秋元真司)を読んで肉離れをしない走法を実践しているつもりだったのに、悲しい結末である。

今回の箇所は右ふくらはぎ。三振後の振り逃げを試みた時に、駆け出してからの三歩目で右ふくらはぎにボールをぶつけられたような衝撃が走った。一瞬、本当にボールがぶつかったのかと思ったが、捕手の一塁への送球が右ふくらはぎに当たることなどあるはずもなく、すぐに「あ、やってしまった」という後悔の念が頭によぎったのであった。

この「やってしまった」は経験に裏打ちされている。ふくらはぎにボールがぶつけられたような衝撃は4年半前に体験済みなのだ。その時は左足。ちょうどサッカーW杯休暇の前の出来事だったので、仕事に支障はなかった。期間中の1ヶ月でほぼ治すことができた。さて、今回は...

右足である。

運転さえ出来れば最悪OK、というのが私の職種。果たしてアクセル、ブレーキを安全に踏むことができるのであろうか。これがアウトだとキツい。仕事を誘ってくれた方にも大いに迷惑をかけることになる。

故障一日目である今日の感触からすると、支障が出るか否かは五分五分。少なくとも、今日運転しろ、と言われたら断らざるを得ない状況だ。

その次の仕事は4月1日から始まる。つまり猶予は1週間。4年半前は1ヶ月かけて治したが、今回は1週間である程度のところまで回復させなければならない。

というわけで、右ふくらはぎ回復にどう臨んでいくのかを日記にして綴っていこう。

日記にすることで、より一層真面目に回復作業に取り組むであろうという相乗効果を狙ってもいる。

 

故障一日目。

17:30頃発症。試合途中で帰宅。原付での帰宅道中、コンビニで氷を買い、タオルで巻いて患部にあてる。

帰宅後、ロキソニン入りの湿布を張り、テーピング処置。4年半前のテーピンググッズを捨てないで良かった。

母より漢方薬・田七を頂く。すぐ飲む。

鶏肉、蛋白質、ビタミンが回復に良いとネットで読んだので、鶏肉、牛乳、ほうれん草を購入して夕食とする。

もちろんお酒は当分の間控える。

目標は全治6週間といわれている期間を縮めること。5月7日よりも早くダッシュできるようになること。

いや、まずは運転できるようになること!

映画の感想:FIGHTERS THE MOVIE ~Challenge with Dream~

北海道日本ハムファイターズが北海道にフランチャイズを移してから15年を迎えたということで作られたドキュメンタリー映画

ただ単に北海道が本拠地になってから五度の優勝を成し遂げた栄光を語るだけの内容ではない。

なぜ北海道に移ったのか。どういうビジョンを持って球団を北海道に根付かせ、そして選手を育てていったのか。その中で生まれた数多くのスター選手たちは球団をどう捉えているのか。

これは2023年完成予定の開閉式ドーム、天然芝、全面ガラス張りの入口、露天風呂という夢の新球場を作る計画を発表し、そのプロジェクトを成功させたいファイターズのプロモーションムービーである。

選手の活躍よりも、ぶれることのないドラフト戦略、教育方針に焦点を当てて映画化したという点でこれまでの野球モノとは一線を画す。それほど、自分たちの球団経営に自信を持っているのだろう。

思えば、2001~3年の移転直前のファイターズ戦は新宿のチケットショップで対近鉄300円、対西武500円などの価格で売られていた。そして、安価でプロ野球が観られると喜んで観に行っていた。おかげで田中幸雄オバンドーの応援歌は今だに覚えている。だが、その値段で売っていても客席はガラガラだった。

球団として危機感を持ち、そしてウルトラCとも言える北海道移転で人気球団に成長させた。仕事で北海道に行くことが度々ある。そこで会う人のほとんどが日本ハムファンになっている。他の地域に比べて郷土愛の強い県民性と相まって、球団の戦略は着実に実を結んでいる。

果たして自らが贔屓にしているチームにこういう映画は作れるであろうか。

阪神タイガース。05年以来優勝も無く、人気こそあるが一貫したドラフト戦略、教育方針があるようにも見えず、昨季の監督交代劇も表に出せる話にはとても思えない。強いチームとは監督、選手だけではなく、フロントも一体となってこそ生まれるということを思い知らされる。

だが、ここであがいてみたい。

この映画の最大の弱点は新生ファイターズ最大の功労者である新庄剛志のインタビューが入っていないことである。稲葉や森本が劇中で絶賛するが、ついぞ本人は登場しなかった。当時の新庄付き広報の荒井修光のインタビューでは弱すぎる。

深読みすれば、新庄はタイガースに操を立ててファイターズ映画の主役的な立場で出演するのを固辞したのではないか?

勝手な想像で何の根拠もないが、とにかく新庄のコメントが入らなかったのは痛い。

更に言えば、吉村浩GMのコメントも欲しかった。球団スタッフやダルビッシュのインタビューでも名前が挙がっていただけに、現在のチーム戦略を司る吉村GMのビジョンを訊いてみたかった。

そして、この吉村GMもかつて阪神のフロントに在籍していたことがある。確か『本当は強い阪神タイガース』(著・鳥越規央)の文末にある野崎元球団社長の項にその手腕の確かさが書かれていた記憶がある。

なぜ、そのままタイガースにいてフロントを改革してくれなかったのか。無念。

で、何が言いたかったかというと、ファイターズが映画を作れるほどまでに成長したのはタイガース由来の人物なくしては有り得なかった、という悲しい主張である。

ファイターズの核となった人物のインタビューが抜けてはいるが、日本ハムファンでなくとも野球ファンであれば球団の在り方について思い巡らすいいきっかけになる作品である。

まあ、稲田直人による懐かしの寮で食べるカレーの食レポが入るくらいなら、もう少し語るべきことはあったとは思うが。

映画の感想:マスカレード・ホテル(鈴木雅之監督)

東野圭吾のヒット小説をキムタクと長澤まさみで映画化。製作会社の東宝としては大ヒットしてほしいところだが、今のところ公開2週連続で観客動員数トップと、その期待に応えている。

今作はガリレオシリーズや新参者シリーズにみられるやむにやまれず殺人に手を染める犯人の背景が語られる重苦しさはなく、全般的にライトなタッチで物語は進む。その気軽さがちょうど良い暇潰しムービーとして客足を呼び込んでいるのかもしれない。

主役以外の出演者たちにもことごとく名のある俳優を揃え、目を見張るようなトリックを見せるというよりも、とにかく観る者を飽きさせないキャスティングで押しきっている感がある。

でも、それで良いと思う。小難しく考えるより飽きずに楽しめる方が映画として健康的だ。

キムタクが常にキムタクであるように、長澤まさみも常に長澤まさみ。芝居が出来ます風の俳優が多い中で、雰囲気のみで押しきるスター型の俳優二人だからこそ、軽く観られる作品に仕上がったのだろう。

だから、主人公の二人が原作のイメージとは違うなぁ、という違和感を抱くのは野暮なことである。

 

コンプリシティ/優しい共犯(近浦啓監督)

私が2017年の7月~9月下旬まで参加していた作品が、2018年11月17日に第19回東京フィルメックスで本邦初公開された。

それから一年以上を経た、2020年1月17日、ようやく新宿武蔵野館にて上映されることとなった。撮影から実に2年半。監督でありプロデューサーでもある近浦さんは、ここに至るまでとても苦労されたようである。名作を数多く上映してきた新宿武蔵野館での公開に心から拍手を送りたい。

最近話題に上ることが多い「技能実習制度」から失踪した中国人男性のストーリーである(フィクション)。
この法律の危うさを問うて社会問題を提起しようというわけではなく、生まれ故郷を離れ「何者」でもなくなってしまった外国人のその後に想いを馳せてこの映画を製作したと近浦監督は語っている。


その近浦監督は映画監督を志して、自ら会社(ウェブ広告)を立ち上げ、利益を出し、そのお金で作りたい映画を作るという、日本ではあまり見かけないスタイルで突き進んできた。
まずは短編を撮り、そこで映画作りのイロハを身をもって感じ取り、満を持しての長編映画への挑戦となったのが今作である。
なので、これは自主映画なのである。
自分のお金で撮りたいモノを好きな俳優とスタッフに参加してもらう。そこに予算をしっかりと注ぎ込める。予算が潤沢な自主映画。映画はお金が無いと作れない。まず、そこを固めたのはとても素晴らしい。
その映画作りの情熱と卓越した経営能力に賛辞を送らずにはいられない。

この映画の魅力は主役であるルゥ・ユウライの陰を背負った雰囲気と藤竜也の物静かな優しさが物語が進むにつれて徐々に融合していくところである。
お互いにセリフは少ないのだが、目、所作、雰囲気での芝居が心に響く。

東京、大石田町、中国でのロケが敢行されたが、私が帯同したのは大石田町のみ。
山形県のやや北の真ん中に位置する大石田町
降って湧いたような映画作りに、町の人たちはとても好意的に受け止めてくれた。
多くの人にボランティアエキストラとして出演していただいたし、お祭りの真っ最中での撮影も受け入れてくれた。町役場の方たち、ロケ現場周辺の住民の方たちの温かさは今もって忘れることのできない思い出となっている。
その温かさはしっかりと画の中に反映されている。特に町の名物である花火のシーンはその画の美しさに息を呑むばかりである。

東の狼』(カルロス・M・キンテラ監督)での撮影時もそうであったように、今回の藤竜也さんも最高だった。
現場での立ち振る舞い、ロケ先の人へのファンサービス、役に対する執念。いずれをとっても私が見てきた俳優部の中でNo.1である。
蕎麦屋の主人になるために、クランクインの2週間以上前からロケ現場で蕎麦打ちの練習を1日も欠かすことなく行っていた。

俳優部ならば、そのくらいやってほしいとは思うのだが、実際にここまでやる人は、あまりいない。しかも、藤さんは76歳(当時)である。
撮影中のある日のこと、自ら打った蕎麦を振舞いたいということで、ロケ現場で朝4時から蕎麦の仕込みをしていた。すごい人である。もちろん美味しかった。
練習を始めたころ、蕎麦指導の人たちが「そう簡単に打てるようになるものじゃないよ」と言っていたが、最後にはお世辞抜きに「ここまで上手くなるとは思ってもみなかった」と感服していた。
「この映画で、自分は蕎麦屋の主人に“なる”こと。なってしまえば、蕎麦屋の主人となった自分が動いてくれる」
フィルメックスでの舞台あいさつでサラッと言っていたが、俳優としての境地ではなかろうか。
東の狼』、そして今作でその役作りの一端を垣間見ることが出来たのは一生の財産である。

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(↓以下、フィルメックス上映後の感想↓)
映画は完成したが、まだ配給が決まっていないらしい。ゆえに作品の8割を撮影した大石田町での上映がいまだ出来ていない。撮影中、ロケ地で交渉ごとを担当してきた私としてはもどかしい。
あらゆる作品がごまんと上映されているのに、この映画が日の目を見ないという事になれば日本の配給会社の知性を疑う。
一刻も早く、決まってほしいと願うばかりである。

映画の感想

年に2度ほどある1日に一気に映画を観る日。
それが11月14日だった。
この日に観た映画の感想。

 

止められるか、俺たちを白石和彌監督)

若松孝二監督のイチバン熱かった時代(1969~71年)を切り取った作品。
「世の中をぶっ壊す」手段に映画を用いた若松監督とその仲間たちの喜びと哀しみが描かれている。
私とは世代もかけ離れているし、若松孝二作品をほとんど観ていないので、観終わった後に感慨はないが、己の信条を映画の中で思う存分に描くということを邁進していったそのバイタリティーは現代の映画作りをしている人たち(主に出資者)には見習ってほしい。

 

ボヘミアン・ラプソディブライアン・シンガー監督)

これまた世代ではないクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーのお話。
彼が伝説の階段を駆け上がる物語。
天賦の才を持った人のありがちなストーリー展開ではあるが、そんなことはもはやどうでもよくて、劇中で流れる名曲たちがこの映画を偉大なモノにしてゆく。
スト20分はクイーンのことを何も知らなかった私も、歌の力で感動の渦に引き込まれていた。

 

GODZILLA 星を喰う者』静野孔文瀬下寛之監督)

アニメゴジラシリーズ第3弾にして最終章。
半年前の第2章の内容を見事に忘れているので、観ながら徐々に思い出してゆく。
第1章から次元を超えた強さだったゴジラだったが、3章ともなると敵も理解不能な強さになっていて、もう人間が介入する余地などないのだが、そうなると物語が成立しない。なので、ありきたりな設定がストーリーラインに構成されている。
ゆえに「結局、そんな話か。。」という感想になってしまう。

 

『search/サーチ』アニーシュ・チャガンティ監督)

全編、パソコンの画面を通じて物語が進行するチャレンジングな作品。
高校生の娘と連絡が取れなくなった父親の奮闘がサスペンスフルに描かれる。
ネットには色んな隠れ場所があるのだなと考えさせられる。

 

『ヴェノム』ルーベン・フライシャー監督)

お金をたくさんかけて、観る者を楽しませることを第一に作られるマーベル作品の最新作。
単なる正義のヒーローではないキャラクターをトム・ハーディに掛け合わせるベストキャスティング。
ヴェノムが“イイモン”に翻意するくだりの説得力は薄い気がするが、そんなことを気にしていてはマーベル作品には付いていけないので、大きな心で受け入れる。

デス・ウィッシュイーライ・ロス監督)

結局、この日観た中で一番楽しめたのは、我らがブルース・ウィリスの作品。
劇中で悪い奴らを次々と成敗してくれる。
大まかなストーリーは、医者を演じるB・ウィリスが妻と娘を暴漢に襲われてしまい、警察の捜査も滞る中、自ら決着をつけていく—というもの。
とにかく妻と娘が襲われてからのB・ウィリスの目のギラつき方が尋常ではない。
そこら辺の悪者よりよっぽどやばい目つきをしているのが面白い。
年を重ねてから、何となく演技派みたいな役が多くなっているが、やはり彼にはダイ・ハードを求めてしまう。
それが今作では全開。やはり彼には無敵のヒーローであってほしい。
バック・トゥ・ザ・フューチャー PARTⅡ』(1989年/ロバート・ゼメキス監督)や『セイント』(1997年/フィリップ・ノイス監督)以来、ぼんやりファンだったエリザベス・シューが出演しているのも嬉しい。

現場の片隅から―

ある俳優事務所の会長が自分のところの女優を使って映画を作りたいという。
しかし、その女優一人の力では集客が見込めないので、某有名グループの青年を相手役に起用する。
しかし、そのグループは多忙なのでスケジュールの制約が尋常ではなくなる。
ここで、製作の大元であるテレビ局が製作を見直すのが普通だが、その会長の力を恐れて見直されることは全くない。
スケジュールが制約されるという事は、撮影現場に負担がかかるという事である。

本来なら2日間で撮りたいシーンを1日で撮らなければならない。
本来なら実際の夜で撮りたいのに、疑似ナイターで撮らなければならない。
良い物件だが土日のみしか撮影が許されないので、諦めなければならない。
何よりもスタッフの休養日が極端に減る。

無理をするという事は、スタッフに必要以上の疲労がたまり、作品の精度を落とすことにつながる。
我々スタッフはこの作品のためにスケジュールを空けているのに、なぜ俳優のスケジュールで作品の質を落とす方向へ流れていかなければならないのだろう。

そして、決まり文句のように言われる「お金がない」。
お金がないなら映画なんて作らなければいい。
映画を作るという事はお金がかかるという事を知っているはずなのに、製作サイドはなぜそこを改めようとしないのか。

こういった事実が出演者に伝えられることはない。薄々感じている俳優はいるだろうが。

クランクイン前からこの状況はわかっていた。「負け戦」になると。
そして、現に、いま、その敗残の中に身を置いている。
天一号作戦に従事した兵隊の心持ちである。

日本における映画作りとは、誠にバカバカしいものである。

映画の感想:MEG ザ・モンスター(ジョン・タートルトーブ監督)

この秋、最も楽しみにしていた映画。
期待にたがわぬ作品だった。

全世界の映画好きを虜にするキャラクター、サメ。
ジョーズ』を筆頭に、サメ映画は数多く作られた。だが、それらは主にB級作品として位置づけられることが多く、時にキワモノ扱いされることもある。
だが、今回は違う。製作サイドは中国資本を味方につけ、巨額の資金を投入し本気のサメ映画を作り上げた。
その大いなる期待を背負ったのは、サメの中でも地球史上最も巨大であったと言われるメガロドン。太古に生きた全長20~30mの巨大ザメである。
ゴジラジュラシックパークなどと例えを挙げるまでもなく、私たちは大きな怪物が人々を襲うストーリーが大好きだ。
サメ×巨大の掛け合わせは黄金配合である。

その巨大ザメに挑むのはジェイソン・ステイサム
言わずと知れた筋肉系スター。50歳を超えるというのに、理解不能なほどムキムキの身体を維持している。
本来なら労われはじめる年齢だが、率先してサメに挑んでいく。命知らずというより、もはやバカである。
巨大ザメ×ジェイソン・ステイサムの掛け合わせは比類なき無敵の配合だ。

この映画の素晴らしい所は王道を突き進むことにある。
これまでのハリウッド大作で培われたベタ路線を恥ずかしげもなく踏襲し、観客を喜ばせることを第一義としている。
もうここに挙げきれないほど観たことのあるシチュエーションが繰り広げられる。そして、それは決して私たちを裏切らない。
また、ストーリー展開で「あれ?」と思ってしまう疑問も全ては我々を喜ばせるためのシナリオなのだ。細かいコトにケチを付けてはいけない。それは野暮な行為である。

巨大であること、サメであること、それと戦うのがジェイソン・ステイサムであること。
この3つの要素をもった時点でこの映画は勝利を手にした。
私たちはその勝利にただ酔いしれればいい。

なにがなにやら

大砂嵐の無免許運転

女子レスリングの栄監督によるパワハラ問題。

日本大学アメフト部のパワハラ問題。

ボクシング連盟会長による疑惑の判定。

男子バスケ選手の買春。

女子体操のパワハラ問題。

巨人の選手による全裸乱痴気騒ぎ、窃盗。

阪神のスコアラーによる盗撮。

楽天の選手のドーピング。

今年だけに限っても思いつくだけで、これだけの不祥事がスポーツ界で起きている。鈴木大地スポーツ庁長官が苦渋の表情で会見する姿も見慣れてきた。

私の知らない不祥事報道もあるだろうし、まだ明るみに出ていないコトもありそうだ。

今のムーブメントは女子体操か。

女帝のあだ名が見事なまでに画になっている塚原千恵子強化本部長と未成年選手の勇気ある告発。極めてマスコミ受けする話題で、しばらくはスポーツ紙面を賑わせるだろう。個人的には、コーチの暴力は受け入れても、強化本部長の発言は許せない、というのはいささか理解しがたい。塚原強化本部長が反論するのも当然であろう。

流行りの第三者委員会を設けて調査するというが、果たしてどのような決着がつくか。

 

スポーツを管轄している官庁は文部科学省で、その文部科学省はワイロで息子を大学に不正入学させたりする人がいるし、JAXA関連でもやっぱりワイロで逮捕されている人がいるし、障害者雇用でも水増し報告しているし(ほぼすべての省庁が同じことをしているが)、いくら鈴木大地が頑張っても監督官庁という立場の威厳はもはやどこにもない。

そもそも、不祥事は起こした当人の資質によるところが大きい。無免許で運転するのは危ないし、人の物を盗んではいけないし、盗撮もしてはいけないし、全裸で騒ぐのは迷惑だし、ルールは守らなければならないし、買春をしてはいけないし、誰かをイジメてはいけない。

人として基本的なことを守れない人々が実にたくさんいるというだろう。

やっぱり、教育からちゃんとしていかなければいけないと思うが、文科省がこのていたらくでは期待できない。暗澹たる気持ちになる。

 

2年後に東京オリンピックを控えている日本。

「無能」のイメージしかない森喜朗が委員長として仕切っているのが本当に無念でならないが、今夏の猛暑を受けて彼は「サマータイム」導入を叫びだした。

国家事業には違いないが、2週間しかないオリンピックのために、しかも東京でしか行われないのにサマータイム制導入はどう考えても乱暴である。しかも、長年施行してきたヨーロッパでは廃止論が巻き起こっているというのに。

だいたい、5年前にオリンピック開催が決まった時点で暑いのはわかりきっていたこと。2年後に迫ってきてから騒ぎ出すのは、これまで何も考えてこなかったということをさらけ出しているようなものだ。耄碌ここに極まれり、である。

 

オリンピック大好きなのに。

せっかく東京で開催するのに。

スポーツ界全体でネガティブキャンペーンをしているようにしかみえない。

悲しい。

スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018

7/29にオペラシティで行われた表題のコンサートへ行ってきた。

映画の上映に合わせてフルオーケストラの生演奏がかかるという企画だ。

この手のモノを観に行くのは2014年の『ゴジラ』、2016年の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』以来3度目。いずれも本編の魅力を倍増させ、感動に打ち震えるコンサートだった。

それが『スター・ウォーズ』で行われる。製作当時、技術も予算も限られ、様々なことが思い通りにいかなかった中、唯一音楽だけは完璧だったとジョージ・ルーカスが述懐するジョン・ウィリアムズが生み出した最高の映画音楽を生演奏で全編聴くことが出来る。生きてて良かった。至福の時間になること間違いなしである。

しかも、7/29はジャパンツアーの口火を切るという事でプレミアム公演と銘打ち、エピソード4~6を一気に演奏してしまおうという無謀にして豪華なコンサートである。

その価格、なんと32700円。

普段、コンサートに行くときは同行者もいた方が楽しいので2枚購入することが常であったが、これはさすがに誰も同調する友人はいないと思われたので単独購入。

何人かにこのコンサートのことを話したが、やはり値段に引いていた。1枚のみの購入で良かった。

 

そして、コンサート開演。

11:00に始まり、1作品ごとに途中で20分の休憩が入る。

作品と作品の間には1時間30分のインターバルがある。

作品自体がだいたい2時間10分以上あるので、全編が終了するのは21:45。

 観る方も、演奏する方も大変な11時間。

 

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上映前にダース・ベイダーが登場して会場の雰囲気を最高潮にさせていた。

20世紀FOXのファンファーレからのLUCAS FILMのロゴマークに観客からは歓声が上がる。

 

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観客的には食事も済ませた後なので、睡魔との戦いになっている人も。

私の左斜め前の男性はほぼ全編おちてた。。

 

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サーガ完結。

エンドクレジットが終わり、場内はスタンディングオベーションに包まれる。

バック・トゥ・ザ・フューチャー』の時もそうだったが、感動する映画ではないのに、生演奏だと涙が出てくるのである。音楽の力は偉大だ。32700円の価値、大いにありである。

 

この企画はやっぱり素晴らしい。

今後は是非『七人の侍』でやってもらいたい。

 

やあね

色々なルーツを持つ選手たちが融合して世界一をつかみ取ったワールドカップ。

その一方で、イスラエルではユダヤ人以外は国民にあらず、みたいな法案が通る。

日本の国会議員LGBTに対して、驚くべき見識を持っていたりする。

AV男優と結婚したと発表しただけなのに、中傷する人がいる。

もう交際宣言してるのに、仲の良い雰囲気をSNSに発信すると同じ畑の芸能人までがそれを批判する。

これは暑さのせいなのか?

そんなことないか。

嫌な世の中になりつつあるのだね。